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ダイエットが薄毛の原因になる理由

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ダイエットは男性でも一度は経験があるかと思います。女性ほど極端な食事制限はしないかもしれませんが、ダイエットによる栄養不足が薄毛の原因になることがある、ということを忘れてはいけません。ここではダイエットのポイント、ダイエット時だからこそ摂りたい栄養素について紹介します。

食事制限によるダイエットの問題

社会に出てから運動する機会が減った…、内臓脂肪が増えてパンツがきつくなってきた…、健康診断で体重を指摘された…。

ダイエットしたいけど運動するのがしんどかったり、そんな時間がない!そもそも運動が好きじゃない!という人が選ぶダイエット方法と言えば「食事制限」ではないでしょうか。

蕎麦、サラダがメインの食事、究極の場合は何も食べない。こんなダイエットを続けていれば、体重は手っ取り早く落ちていきます。しかし必ず反動がきます。髪が痩せ、肌もカサカサになります。そしてリバウンド(以前より太ること)します。まず、なぜこのような食事制限ダイエットがダメなのか、説明します。

問題1:毛髪の栄養が足りなくなる

食事制限で蕎麦やサラダのようなヘルシーなメニューが多くなった場合、髪の主成分であるタンパク質が不足します。毛髪だけでなく体のいたる部分はタンパク質で作られています。頭皮や毛根もそうです。タンパク質が著しく減ると見た目には髪がパサつき、髪が痩せ、抜け毛が増えます。このままでは薄毛に繋がる可能性もリスクも高まります。

他にも、毛髪にとって不足して困る栄養素があります。「亜鉛」「ビタミン」です。タンパク質も含めこれらのどれが欠けても健康な髪の毛を作るのは難しくなります。特に亜鉛は身体の中で作ることができない栄養素なので、食事から摂取するしかありません。ダイエット中でも意識して摂取した栄養素です。

タンパク質

髪の毛の99%は「ケラチン」というタンパク質からできています。体内に吸収されたタンパク質はアミノ酸に分解されてからケラチンに変わり、髪の毛が作られます。動物性のタンパク質は肉類、魚、卵、牛乳などに含まれ、植物性タンパク質は豆類、大豆食品、小麦粉などに含まれます。植物性の方がヘルシーなイメージがありますが、人間は動物なので動物性タンパク質の方がエネルギーも高く合っていると言われています。

亜鉛

たんぱく質(ケラチン)を髪の毛に変化させる役割のある栄養素。牡蠣、レバー、ナッツ類、ウナギなどに含まれています。

ビタミンB6とC

アミノ酸に変化したタンパク質がケラチンに変わる時に亜鉛が必要ですが、この働きを効率良くしてくれるのがビタミン群です。ビタミンB6は、鮭、まぐろ、肉類などに含まれ、ビタミンCは緑黄色野菜、アセロラやレモンなどの果物類に含まれています。

問題2:食事制限でリバウンドする(逆に太る)

ちょっと毛髪の話から逸れますが、大事な話なので食事制限のデメリット2について説明します。

現代の日本において飢餓で死ぬ人は少ないです。街を歩けば数多くの飲食店、コンビニ、スーパー等食事を調達できるチャンスは多くあります。

こんなに日本は裕福になりましたが、驚くことに、人間の体の仕組みは狩猟をしていた時代から変わっていないんだそうです。つまり飢餓に強い機能を備えています。

もし食事にありつけなかったら…、もし食事で充分な栄養を得られなかったら…、体は危機感を感じで省エネモードに入ります。少ないエネルギーで生きていけるような体内活動にチェンジ(代謝が低くなる)するんです。

食事で栄養を摂れない分、蓄えていた糖や脂肪を使ってエネルギーを作り出すので見た目痩せます。更には筋肉を分解してエネルギーを作り出します。

重要なのは、この時の体は低燃費化しており、代謝が低くなっているということです。筋肉も分解され減っているので、体温も下がっているし基礎代謝も落ちています。

ここでダイエット成功!したので食事制限を解除し、通常の食事に戻ります。そうすると、普段の食事量が低燃費で代謝の低い体にはエネルギーオーバーとなり余った分を蓄えます。結果、ダイエット前より太ります。そして代謝が低くなっているので以前より痩せにくい体になってしまいます。

結論:食事制限ダイエットは結果太るのでよろしくない。そして、大事な毛髪の栄養素も奪ってしまう結果となるので、やはりよろしくないです。

運動はするけど栄養補給をしない、はダメ

食事制限は止めて運動でダイエットしようという場合にも注意点があります。運動による栄養不足です。

運動後、特にジョギングや筋トレなどスタミナを使う運動をした後には必ず栄養補給をしてください。運動は体内の筋肉を一度壊す行為なので、修復のためにはいつも以上のエネルギーが必要になります。

もし、栄養補給を怠ると「思ったように体が動かない…」という状態になったり、筋肉痛がいつまでも治らない、回復が思うようにできない、ということが起こります。これでは折角の運動も意味がなく、疲労が取れないとその日の用事も思うようにこなせなくなるので、しっかり回復のための栄養素を摂ってください。

お勧めは脂肪を含まないプロテインです。肉や大豆製品などの食事では脂肪や炭水化物といった抱き合わせの栄養素も同時に食べることになります。これでは余分なカロリーも摂ることになってしまうので、運動後の栄養補給は純粋なタンパク質、ビタミン類が良いです。

栄養不足のサインを見逃さない

ダイエットと運動を同時に行っている時に、もし「運動をしなきゃいけないけど力が湧いてこない…」という状態に陥ったら好きな食事をしてください。ダイエット中でも羽目を外して通常の食事を摂ることは実は大切なポイントです。ダイエットを意識した食事を続けていると正直ストレスが溜まります。そのストレス解消のためにも、週1~2回程度、沢山食べるという日を作ります。明日はガッツリ運動するという前日に食べるのがお勧めです。たっぷりカロリーを摂った翌日は体もよく動くようになります。

半日断食もお薦め!

食事を見直して余分なカロリーを摂らないようにしよう!と思っても会社員の場合、接待や上司との付き合いがあったり、年末になれば忘年会、春には新年会や花見、送別会、歓迎会など、外食が多くなりがちです。お酒も多くなります。そうなると夕食の調整が難しいのが現実です。

そんな時は朝ごはんを食べない半日断食がお薦めです。半日であれば体が危機感を感じ省エネモードになることもないですし、1日我慢するわけでは無いので気持ちも楽です。

なにより、育毛のメリットがあります。

空腹状態の時に胃で分泌されるグレリンという物質があり、これによってIGF-1(成長ホルモン)を増やす効果があるのです。また、グレリンはカルシトニン遺伝子関連ペプチドを分泌し、血行促進や毛母細胞の活性化などに働きかけます。

また、半日断食はデトックス効果もあり、太るだけでなく薄毛の原因にもなっている便秘の解消にも良いと言われています。体に溜まった毒素を排出することは健康の意味でも極めて重要。半日断食は病気治癒でも行われており、推奨している医師も多いです。

始めの数日は正直辛いです。空腹にばかり意識がいってしまい集中できなかったり食べ物のことばかり考えてしまったり…。しかしこれは必ず慣れてきます。空腹に慣れると、脳内にα派が出るなどリラックス効果もあり、逆に仕事に集中できるようになります。

ダイエットが薄毛の原因になる理由 まとめ

ダイエットは本来痩せるのではなく、生活や体を整える事。

日本では、ダイエット=痩せることという認識が強いのですが、本来のDietの意味は「身体を健康にするための食事療法」です。肥満が薄毛の原因になっているかもしれないと、ダイエットしよう思い立つのはいいことです。しかし、食事制限で必要な栄養を省いて不健康に痩せようとするのは、本来の意味からズレますよ。

食べないダイエットや食事をヘルシーな物に変えるというダイエットでは、身体が髪の成長に栄養を届けるよりも生命の維持を優先して逆に薄毛を招くこともあります。ダイエットを始めるのであれば、健康に必要な栄養を摂り、運動で体を整え、新陳代謝をアップさせるというダイエット方を是非選択してください。

ダイエットのために運動をするのことは大きなメリットがあります。

  • 基礎代謝が上がり、寝ている間もカロリーを消費しやすくなる。
  • 脂肪燃焼、筋肉量アップ(筋肉量アップは代謝アップ、体温を上げるなどに繋がる)

育毛に繋がるメリットもあります。

  • 体温が上がり、毛髪を作るための酵素も活発になる。
  • 血行が良くなり、血流が改善される。
  • 薄毛の原因といわれる肥満の解消。

食事制限ダイエットにはデメリットがあります。

  • 基礎代謝量の低下で筋肉がつきにくい
  • 代謝が悪いからカロリーが消費しにくい
  • 脂肪が燃えにくく、筋肉がつきにくい

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