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薄毛対策 ドライヤーの正しい使い方

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「ドライヤーの熱は、頭皮や毛髪に良くないから使わない!」という声も聞きますが、実は使わない方が薄毛の原因になることがあります。ドライヤーも正しく使えばスカルプケアになります。ドライヤーの正しい使い方を学びましょう。

髪を乾かさずにいると、なぜダメなのか

ドライヤーは髪を傷める…頭皮にダメージを与える…だから私は自然乾燥しています!なんていう話を聞いたことありませんか?

この話を鵜呑みにする前に、髪と頭皮をドライヤーでしっかり乾かさないデメリットについて、知っておきましょう。

乾かさないことで起こるデメリット

髪が傷む

毛髪は長時間水にさらされていると水分を含み膨らみ、膨らんだ髪は傷つきやすく切れやすくなっています。

実験をするには抜け毛を拾い、その髪が乾いている時と濡れている時、髪の両端を引っ張ってみてください。乾いている毛はある程度伸縮はするものの、弾力を感じることができます。濡れている毛はビヨーンと伸びてプチッと切れてしまいます。

脂漏性皮膚炎の原因になる

頭皮は体の皮膚の中で最も熱を発している(放熱している)部分です。さらにそこが湿った状態では、程度な温度と湿度で雑菌が繁殖しやすくなり頭皮環境の悪化臭いに繋がります。

また脂漏性脱毛症の原因である脂漏性皮膚炎は、皮膚に常在するカビの一種マラセチア菌が増殖することが原因だと言われています。マラセチア菌にとっても頭皮の温かさと湿った環境はパラダイスなのです。

血行不良になる

先日したように、頭皮には多くの毛細血管があるため熱を放出し易い部分。特に冬場は体温を奪われやすく、髪が濡れていることで体全体が冷えやすくなります。

毛根に栄養や酸素を運んでいるのは毛細血管ですから、冷えによる血行不良は薄毛を引き起こす原因の1つとして挙げられます。

ここまでドライヤーを使わないデメリットを書きましたが、ドライヤーの熱風は火傷するほど熱いです。間違った使い方で逆に頭皮や毛髪にダメージを与えてしまうこともあります。

正しい使い方を下記で説明します。

正しいドライヤーの使い方

ドライヤーで髪をしっかり乾かすことは大事です。しかしドライヤーによって髪や頭皮に悪影響があるという話はあながち間違っていません。正しく使用できれば、髪や頭皮を労わりながら髪を乾かすことができます。

1・タオルドライをしっかりする

シャンプーが終わってドライヤーを使う前、タオルで髪の水分をしっかりとふき取ります。そうすることで髪の乾きが早くなり、ドライヤーを使う時間を短縮することができます。

タオルの使い方にもコツがあります。激しく擦って摩擦が起きると髪が切れたり、傷んでしまいます。擦らず、水分を吸い取るようにタオルを使います。

タオルの吸収が悪くなってきたら、乾いた新しいタオルに替え拭き取ります。2枚以上のタオルを使って拭き取るくらいの丁寧さが理想です。

身体用の大判のバスタオル、髪の毛用のフェイスタオルを数枚というように使い分ける人もいるようです。洗濯物が増えることに抵抗がある人もいますが、濡れたタオルではそれ以上吸水することはできないし、早めに水分を拭き取らないと頭皮が乾燥する原因にもなります。

2・ドライヤーは始めに髪の根本、頭皮を乾かす

ドライヤーを適当に当てて髪の表面から乾かそうとすると、内側が湿ったままでなかなか乾きません。

ドライヤーは先ず根本に目掛けて、髪が長い場合は指で梳くようにして髪を浮かせ、ドライヤーの風を頭皮に当てるように乾かします。短髪であれば根元を乾かしているだけで自然と外側の髪の毛も乾いてきます。

3・15cm程度、髪から離して、一箇所に長く当てない

根本が一通り乾いたら、全体的にドライヤーの風を当てます。この時、ドライヤーの熱が一箇所に当たりすぎると、残っている水分がかなりの高熱になります。熱によって頭皮や細胞、髪が傷つく原因になります。

ドライヤーのノズルを頭皮から15cm程度離し、ドライヤーを持っていない方の手で髪をとかしながら、高温になってしまっていないか確認しながら髪を乾かしましょう。

4・最後に冷風をあてる

温風で髪を乾かした後、最後に冷風をあてると開いていたキューティクルが整い閉じます。

キューティクルは髪の水分を閉じ込めて髪を外的刺激から守る働きがあります。冷風でキューティクルを整えることで髪に艶が出たり、傷みにくくする効果があります。

ドライヤー前に毛髪を熱から保護する

髪の水分は蒸発するとき、同時に頭皮の水分も奪います。例えばお風呂上り、洗顔後に顔がつっぱった感じがしますが、これは濡れた肌が乾くと同時に肌の水分が蒸発してしまうからです。

髪や頭皮を乾燥から保護するには、ドライヤーの前に「ヘアオイル」を使うと水分の蒸発を防いだり、ドライヤーの熱からも守ることができます。

しかしドライヤーの後に育毛剤を塗布する予定のある人は、オイルが頭皮に付着すると育毛剤成分の浸透を妨げることがあるので、この行程は無くても良いです。

髪のダメージが気になるという人は、気になる毛先にだけ塗布しておくのもおすすめです。

洗髪後に育毛剤を使う場合

育毛剤はドライヤーの前と後、どちらに塗布するのが効果的なのか。

育毛剤によってドライヤーの前後どちらで使用するか、明確な指定がある商品があります。その場合は使用方法に従います。

もし使用タイミングの記載が無い場合、または、どちらでも良いと記載がある場合はドライヤー前(タオルドライ後の)少し湿った髪に使用すると、より成分が頭皮に浸透します。これはスポンジの原理と同じです。スポンジに洗剤をつける前に少しだけ濡らしますよね?これは、乾いたスポンジよりも濡れたスポンジの方が水分を介して、より液剤を吸い取るという原理からきています。

また、塗布したらすぐにドライヤーを使うのではなく、育毛剤の浸透する時間も配慮してドライヤーを使います。育毛剤を塗布したら数分間、マッサージしながら頭皮に浸透される時間を設けることで、より育毛剤の効果をUPすることができます。

短髪の人はタオルドライのみでもOK

全ての男性が、ドライヤーを使って髪を乾かさないといけないのか?といったらそうではありません。短髪で、タオルドライでも十分乾くという人は無理してドライヤーを使う必要はなく、タオルでしっかりと水分を拭き取れば問題ありません。

スカルプケアのできるドライヤー

最近のドライヤーは進化していて「スカルプケアができる」「マイナスイオン付き」「熱より風量で乾かす」など、頭皮や毛髪に優しいドライヤーが多数販売されています。

中には「スカルプケアマッサージ機能」までついているドライヤーもあります。女性が使うもの、というイメージがありますが、頭皮や毛髪の健康を守るのは男女共通。薄毛対策の一環で新しいドライヤーを探すのもおすすめです。

薄毛対策 ドライヤーの正しい使い方 まとめ

ドライヤーを使うと頭皮や髪が傷んでしまう、というというのも一理ありますが、これは使い方の問題です。

夏は雑菌が繁殖しやすく、冬は頭皮を含め体が冷えやすくなるという「ドライヤーを使わないデメリット」を考えると、薄毛対策ではドライヤーの使用、ドライヤー前のタオルドライが推奨されます。

特に洗髪後は育毛剤を使用する等、頭皮・育毛ケアのタイミングなので、洗髪~ドライヤー~育毛剤まで、正しい育毛習慣を身に付けたいです。

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