「育毛剤を探そうにも、どの成分が効果あるのか良いのかわからない!」ってことが無いように、育毛剤に使われる育毛・発毛の有効成分を一覧にまとめました。
育毛剤の有効成分一覧【医薬部外品】
高価な育毛剤の方が、有効成分が多く高濃度で入っている傾向があります。
効果・目的 | 成分 |
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血行を良くする | 塩化カルプロニウム、カンタリスチチンキ、トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール、トウガラシチンキ、センブリエキス、ニンニクエキス、ニコチン酸ベンジル、その他 |
毛母細胞に働きかける | ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ジアルキルモノアミン誘導体、ビオチン、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール、メチオニン、トウキンセンカ、ニンニクエキス、ニンジンエキス、ポルフィリン系化合物、ミネラル類、ペンタデカン酸グリセリド、シスチン、セリン、ロイシン、トリプトファン、アミノ酸エキス、オトギリソウエキス、オウゴン、その他 |
男性ホルモンに作用 | チョウジエキス、クアチャララータエキス、デュークエキス、オイゲニルグルコシド、ホップエキス、その他 |
フケを抑える | イソプロピルメチルフェノール、ビオゾール、感光素101、感光素201、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン、ヒノキチオール、フェノール、レゾルシン、フェノール、硫黄、ピリドキシン、レシチン、ジエチルスチルベストロール、チオキソロン、その他 |
痒みを抑える | 塩酸ジフェンヒドラミン、酢酸ヒドロコルチゾン、アズレン、アラントイン、グリチルリチン・グリチルレチン、グリチルリチン酸ジカリウム、プレドニゾロン、その他 |
乾燥を防ぐ | コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ピロリドンカルボン酸、プロピレングリコール、可溶性コラーゲン、グリセリン、ミニササニシキ抽出エキス、その他 |
炎症を抑える | グリチルリチン・グリチルレチン、グリチルリチン酸ジカリウム、塩酸ジフェンヒドラミン、アズレン、アラントイン、酢酸ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、その他 |
有効成分の浸透を良くする | 水素添加ビサボロール、l-リモネン、ビサボロール、l-メントール、デルアミド、その他 |
参考:http://www.sccj-ifscc.com/terms/detail.php?id=8
育毛剤の有効成分一覧【医薬品】
日本ではこれらが主な医薬品です。
成分 | 製品 | 効果 |
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ミノキシジル(外用薬) | リアップ、ロゲイン | 血管拡張作用で毛乳頭を活性化し、発毛促進効果がある |
フィナステリド(内服薬) | プロペシア | 男性ホルモンに作用して脱毛を防ぐ |
塩化カルプロニウム(外用薬) | カロヤン | 血管を広げて血行を促進 |
髪の毛に良い成分一覧【サプリメント・栄養素】
ノコギリヤシが今人気の成分です。
成分 | 効果 |
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ノコギリヤシ | 太古の時代から男性の頻尿や前立腺肥大の民間治療薬として愛用されてきたノコギリヤシは、今注目の成分。 |
亜鉛 | 髪の毛や肌を健康に保つためにとても必要な成分で、現代人に不足していると言われています。 |
カプサイシン | 身体のエネルギー代謝を高め、滞っている血液の循環を改善し、毛根まで栄養を行きわたらせます。 |
イソフラボン | 女性ホルモンと似た働きをすることで男性ホルモンの分泌を抑え抜け毛を抑制します。 |
L-リジン | 髪の毛や肌を作るのに必要な、必須アミノ酸の1つです。 |
育毛剤にはオススメできない悪い成分・添加物情報
肌が敏感な時は特にアレルギー作用が出やすいので注意。
成分 | 影響 |
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アルコール系 | 必要な皮脂までも落とし過ぎることで、余計に皮脂を分泌するようになります。 かぶれや炎症の原因にもなります。 |
タール系色素 | 紫外線に当たるとシミを作る原因になります。 |
紫外線吸収剤 | 日焼け防止には良いですが、薄毛治療では刺激が強く髪の毛に良くない影響を与える成分です。 |
合成ポリマー | 水で洗い流すことができないので、頭皮の毛穴を塞いで髪の成長を阻害してしまいます。 |
動物性原料 | アレルギーを起こしやすい。 |
香料着色料 | 香料着色料でアレルギー反応を起こしたりすることがあります。 |
育毛剤は医薬品にするべきか医薬部外品にするべきか
医薬部外品の育毛剤と医薬品の育毛剤を選ぶときに、調べておきたい有効成分や添加物は分かりましたが、それぞれどんな目的の人が適しているのでしょうか。メリット・デメリット比べてみましょう。
医薬部外品の育毛剤
メリット
- どこでも買えてすぐにでも使い始められる。
- 厚生労働省認可なので有効成分が入っていることは確か。
デメリット
- 有効成分が入っているからといって効果を実感できるとは限らない。
- 自分に合わない事もある。
- 進行した薄毛には物足りない。
医薬品の育毛剤
メリット
- 医師の診断のもと、それぞれの症状に合った薬を処方される。
- 薄毛が進行してしまっていても効果的。
- 効果が出やすく発毛を高確率で実感できる。
デメリット
- 副作用が出る事もある。
- 値段が高い。
これらのメリット・デメリットを比べてみると、
医薬部外品の育毛剤は、
- 抜け毛が気になりだしたばかりの人。
- 薄毛の予防をしたい人。
医薬品の育毛剤は、
- AGA治療が必要なほど薄毛が進んでいる人。
- 育毛剤選びに失敗したくない人。
に向いていると言えますね。
まとめ
種類がたくさんある育毛剤の中から、自分に合った治療薬を探すのはかなり大変です。せめて購入する前にどんな有効成分が配合されているのか、悪い添加物は入っていないかをチェックしましょう。
また、医薬部外品は効果があるものではなく、有効成分が入っているだけの物。医薬品は臨床実験などを経て効果が確認されたものです。
予防や現状維持には医薬部外品でも十分ですが、ハゲを治したい!フサフサになりたい!という場合は、AGAクリニックへ相談しましょう。