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メントール系のシャンプーは薄毛に良いのか悪いのか?

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夏になると使いたくなるメントール入りの爽快感あるシャンプー。しかしこれが薄毛の原因になるという噂も。実際にはどうなのか?このページで説明します。

メントールの効果

チューインガムやお菓子をはじめとした食品、歯磨き粉やマウスウォッシュ、シャンプーやボディソープに洗顔料など多岐に渡ってメントールは使用されています。メントールが含まれている商品を誰しも1度は使用したことがあるはず。

なんといっても印象が強いのはスースーする感覚です。ガムに含まれていれば眠気覚ましになり、清涼感は体感温度を下げます。男性用化粧品にはかなりの確率で含まれていることが多く人気の高さが伺えます。

そんなメントール、実は昔から使用されており、日本でも約2千年前から使っていた記録があるようです。ちなみに和名では薄荷脳と書きます。

メントールが含まれているものではハッカやミントが有名です。日本だけではなくアジア各国で万能薬としてのハッカ油も薬局の定番商品となっています。

主な効果効能としては、抗アレルギー、炎症を抑える、菌の発生を抑える、除虫作用、血流を良くする・神経に働きかける、吸収促進など。

まさに日常生活で遭遇しそうなトラブルにはほとんど対応している感じがします。自然由来の成分であるため、使用量が多くなってしまったとしても大きな問題がなく取り扱いも楽ですし、独特の香りが好きな人も多いのではないでしょうか。

メントールは頭皮にも良い

頭皮関連の商品でも、シャンプーやマッサージ剤にメントールが含まれているものが多くあります。スッキリ爽快な使用感の良さは、夏は特に気持ちが良いです。しかし頭皮には刺激が強すぎるのではないか?と心配になってしまう人もいるようです。

実は、メントールは万能薬の主成分として使用されているだけあって、頭皮への影響も良いものばかりです。

まずは気になるスースーとした刺激ですが、これは実際に頭皮が刺激を受けたり冷やされているわけではありません。冷たさを感じる神経に直接働きかけ、いわば脳が錯覚を起こしているだけの状態なので本物の刺激ではないのです。

また、頭皮環境を悪化させる大きな要因となる菌の増殖を抑える抗菌作用、痒みのもととなる炎症を抑える効果、髪の毛への栄養を運ぶための血管を通りやすくする血管拡張作用など。髪や頭皮環境を整えるための働きもしっかりとしてくれます。

メントール入りシャンプーの何が問題なのか?

メントールは髪の毛に良いと言うのに、実際に使ってみたらあまり良くなかった。。。という方も実は多くいます。

具体的に何が問題なのか?を検証するために実例として、全国どこのドラッグストアでも取り扱いが多い「 シーブリーズシャンプー 」をピックアップしてみます。

以下がシーブリーズシャンプーの全成分です。

水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、コカミドMEA、イソベンチルジオール、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-10、メントール、グルタミン酸、アルギニン、加水分解コムギタンパク、カンフル、加水分解コムギデンプン、DPG、グリセリン、ステアリルアルコール、EDTA-2Na、PPG-70グリセリル、クエン酸、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料

成分の記載順番はとても大切です。含有量が多いものから順になっています。この2番目に記載されているラウレス硫酸Naに注目をしてみてください。

ラウレス硫酸Na(ナトリウム)は高級アルコール系界面活性剤と呼ばれているものです。高級というのは商品のレベルが高いという意味合いではなく、炭素数値の高さを示しており、洗浄力が高いという意味です。

この成分は原材料が安く商品価格を抑えて販売できるため、広く出回っています。しかしシャンプーは洗浄能力が高ければ高いほど良いものである、とは限らないので注意が必要です。

高すぎる洗浄力は必要以上に頭皮の皮脂を取り除いてしまいます。そのせいで外界の刺激から守るためのバリア機能が弱まってしまったり、頭皮が乾燥しそれを補うため、より一層多くの皮脂を過剰分泌したりと頭皮環境を悪化させてしまう可能性が大きいです。

つまり、シャンプー剤の良し悪しはメントールではなく、洗浄成分を筆頭とした他の配合成分で決まるため、購入前にはしっかりと全ての成分を見極めることが大切です。

夏にお薦めメントール入りシャンプー

メントールが入っていて、なおかつ洗浄成分もアミノ酸系の優しいものを探して辿り着いた商品があります。

「サンコール ミントベル フレッシュグリーンシャンプー」

全成分:水、ココイルメチルタウリンNa、ココアンホ酢酸Na、コカミドDEA、ラウロイルメチルアラニンNa、PG、クエン酸、メントール、センブリエキス、グレープフルーツエキス、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ポリクオタニウム-10、グリセリン、エタノール、(C12-14)パレス-5、(C12-14)パレス-7、(C12-14)パレス-12、EDTA-2Na、安息香酸Na、BHT、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料

天然メントール配合に加えて、成分表示2番目のココイルメチルタウリンNaはアミノ酸系界面活性剤であり、余分な皮脂は落とさず汚れや不要な皮脂を落としてくれる優れものです。

メントールでスッキリした洗い上がりですが、グリセリンの効果もあり髪の毛や頭皮はパサパサにならず適度に保湿された状態となります。

ラウレス硫酸などを使用している商品と比べると価格は若干高くなってしまいますが、長期的に頭皮のことを考えれば、そこまで高い出費ではありません。

メントール系のシャンプーは薄毛に良いのか悪いのか? まとめ

メントールは好きだけれど、いまいち評判が悪く避けていたシャンプーがある人には朗報だったのではないでしょうか。メントールの育毛効果を良い形で利用するためにはシャンプー選びが重要なようです。

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