ワカメや海藻の成分には豊富なビタミン、食物繊維、ミネラルが含まれているため、健康な毛髪を作る成分が他の食べ物と比較しても多いことは間違いありません。
しかし、食事で食べたものの栄養がそのまま髪の毛の成長に関係するわけではなく、消化、吸収された栄養素は血液に運ばれ、体全体に満遍なく行き渡り使われます。
毛髪に影響が出るくらい大量に食べたとしても、それはそれで問題が生じます。例えば、お腹がゆるくなったり消化に支障が出ることがあります。また、コンブ類の食べ過ぎは甲状腺の機能に影響することがあり、医者に食べることを控えるように言われることもあります。
薄毛に良いものを食べる事と同時に、バランスを重視する
食事で薄毛を改善するなら、その他の栄養素とのバランスが大切です。
どれだけ髪の毛の成長に必要な栄養を取り入れていたとしても、その他の栄養素が足りていなければ、体の中で活かされることはありません。
どんな栄養素も細胞の栄養となり活躍するまでに、他の栄養素や酵素の力を借ります。
1日の食事の中でバランスよく栄養を取ること、足りない分はサプリで補うなど全体を通して考える必要があります。また、1日で全ての栄養を摂る必要はなく、お肉に偏った日の翌日は野菜をメインにするなど1週間単位でバランスが取れれば問題ありません。
ワカメ、海藻類は優秀な食材には違いない
とはいっても、積極的に海藻類を食べることは腸内環境とを整えたり、ミネラルを豊富に摂取できたりと、良いことばかりです。
ダイエット食品としても評価が高いです。脂肪分と同時に摂取すると、余分な脂肪の吸収を抑えることができます。
味噌汁やサラダなどで、毎日の食事に取り入れるメリットは大きいです。細かく砕いてふりかけにしても良いです。
「ワカメさえ食べていれば大丈夫!」といった思い違いをしなければ、薄毛改善の為の「食生活改善」に大きく貢献してくれる食材です。