生活習慣を整える重要性
AGA(男性型脱毛症)の発症などにより薄毛が目立ってきたときに、まずは育毛剤や治療薬を頼りにすることが多いのではないでしょうか。
しかし、実はもっと本質的に重要なことがあります。それは、生活習慣を整えることです。
普段何気なく行っている行為や習慣が薄毛の原因となっていることは少なくありません。生活習慣の悪化はAGA発症を早め、老化による脱毛を促す危険性もあります。
例えば偏った食生活、運動不足、洗髪などの衛生管理、タバコ、深酒など、育毛を意識していなければ普通に行っているかもしれない習慣です。
これらを改善せずに育毛剤を使用したとしても、痩せた土地に植物の種をまくようなものであり、効果があらわれにくいでしょう。
逆に、生活習慣を整えることは肥えた土地で植物を育てることに似ており、AGAの発症を遅らせたり、AGA以外の抜け毛や薄毛を改善することも期待できます。
生活習慣を整えるって具体的に何するの?
病気をして初めて不健康な生活を改善しようとするのでは遅いです。毛髪も薄くなってからでは元に戻るまでに時間がかかると言われています。
「髪に良くないこと、してるなー」という自覚を持ったら今が改善の始めどきです。
悪癖を止める
タバコ、深酒、夜更かしの習慣は改善しようと頭では思っていても、なかなか難しいです。ついついクセでやってしまう、という人も多いです。
タバコは血管収縮作用があるため、頭部の毛細血管の流れも悪くさせます。髪の毛の成長に必要な栄養素が行き渡らなくなり、髪の毛の成長を阻害してしまいます。
しかし無理矢理な禁煙は大きなストレスとなることもあるため、自分の力だけではどうしようもないときには、禁煙外来を受診するなどして、他人の力を借りることも大切です。
深酒は寝つきがよくなるように錯覚することもあるかもしれませんが、夜更かし同様、深い眠りを妨げ、髪の毛などの成長に必要不可欠となる成長ホルモンの分泌を減少させます。
体に良いこと、体を健全に保つ
髪の毛を健康に成長させるには頭部の血流を良くし、栄養がしっかりと行き渡ることが基本ですが、マッサージなどで部分的に改善させる方法では持続性がなく根本的な解決にはなりません。身体全体で考えることが大切です。
1日15分でも運動をする時間を取り入れたり、ゆったりと入浴をして血流を改善したり、食事で身体の内側から栄養素を摂取することが大切です。
さらに、足りないものを補う
仕事や家事などで時間に追われていると、毎日栄養バランスの良い食事をすることは難しいです。最初は頑張れたとしても、そのような生活は長続きはしません。
長続きできないような無理な計画は初めからしない方がマシ。
生活習慣は一時的に整えれば良いものではなく、持続することが重要です。
食べ物から日常的に摂取することが難しい栄養素はサプリメントを利用し、効率的にストレスなく、バランスを整えられるよう心掛けましょう。
生活に何かをプラスするより、何かをマイナスするほうが重要
薄毛が気になってくると、何かしなければと半ば強迫観念のように、育毛剤や育毛サプリメント、健康食品などを買い込みたくなります。しかし悪い生活習慣の上でそれらを使用したところで、あまり効果は得られません。
まずは頭皮や身体に悪い習慣を抜いて減らしていく「マイナスを重視」した考えで、生活をデトックスすることの方が重要です。そうすれば自然と何をプラスするべきか、的も絞れてくるはずですよ。
具体的な改善策
ここからは、育毛のために減らしたい「良くない習慣」について項目毎にまとめてあります。
タバコ
喫煙により血管が収縮し、血液を通して髪の毛の成長に必要な栄養素を送り届ける量が減少してしまいます。近年の研究結果では喫煙で男性ホルモン分泌量が増加するとも発表されており、AGA発症の要因となります。
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>>タバコが薄毛の原因になる理由
睡眠不足
1~2日の睡眠不足では大きな影響はありませんが、慢性的な睡眠不足になるとストレスが蓄積され自律神経の働きが弱まり、その結果薄毛の原因となることがあります。髪の毛の成長に必要なモルモン分泌も同時に減少します。
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>>睡眠不足が薄毛の原因に?ちゃんと寝れば薄毛が改善できるってこと?
酒
アルコールを分解するとき、体には大きな負担がかかります。寝ているとき体の細胞は各箇所の修復のために栄養を必要としますが、アルコールを分解する肝臓に優先的に運ばれていくため、髪の毛の成長に必要となる栄養が不足してしまうこともあります。
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>>薄毛の原因は酒にあり!?アルコールが髪の毛に及ぼす悪影響
冷え
冷え性は手足や頭部などの末端に血液がきちんと行き渡らなくなることが大きな要因の1つです。冷えが原因で毛根に栄養が行き渡らなくなったり、皮脂分泌のバランスが崩れ、頭皮の炎症やフケを引き起こすなど、頭皮環境悪化に繋がる可能性もあります。
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>>薄毛と冷えの関係性
加工食品、インスタント食品
加工食品やインスタント食品は基本的に添加物が多く含まれています。食品由来でなく化学的に合成された添加物は、人間の胃腸では消化ができません。結果胃腸や肝臓の大きな負担となります。また外食も含めると糖質に偏った食品が多く、血糖値の問題や糖化の問題が懸念されます。どちらも老化に深く関係している為、このような食生活ではAGAの発症を早めたり老化による脱毛が起こったりと心配点が多いです。
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>>薄毛の原因になる食べ物。なぜこれが悪いのか、ちゃんと理由を知ってください。
食生活
髪の毛も他と同じように、食べ物から摂取した栄養素を材料にして、細胞分裂を繰り返しながら成長していきます。いくら髪の毛に良いといわれているタンパク質をたくさん摂っても、他のビタミンが不足していては意味がありません。バランスが大事なのです。
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>>なぜ食生活が悪いと薄毛になるのか、良い食生活ってなに?
血行不良
髪の毛に必要な栄養は、血液によって運ばれるため、血行不良は髪の毛の成長を阻害すると言われています。頭部だけの血流を改善させるのではなく、運動や入浴によって全身の血液の流れをスムーズにすることが大切です。玉ねぎなど、血液をサラサラにする食べ物も効果的です。
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>>薄毛の原因「血行不良」を正しく改善する方法
ストレス
強いストレスが慢性的にかかることで、AGAだけではなく円形脱毛症も発症しやすくなります。ストレスによる不調は自律神経の切り替えが上手くできなることが大きな要因なので、意識的にリラックスできる時間や状況を作ることが大切です。
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>>薄毛の原因になるというストレス。ストレスで頭皮・毛髪に何が起こっている?
眼精疲労、肩こり
一見すると髪の毛とは関係がないように感じる眼精疲労や肩こりですが、これらによって肩や首回りの筋肉が凝り固まり血流が悪くなることによって、頭皮への血液の流れが停滞し、髪の毛の成長に必要な栄養が届けられなくなることがあります。
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>>薄毛の原因になるかもれない眼精疲労は現代病?
>>薄毛の原因になるかもしれない肩こりをなんとかしたい
なぜ生活習慣を変えなくてはいけないのか?
薄毛を改善、もしくは予防する為です。直接的ではなくてもこれらは何かしら毛髪に影響を与えています。(もちろん健康にも)
「これ以上薄毛にはなりたくないけど、これは止められないよー」なんて、甘いのです。