薄毛の原因にもなるフケとは?フケ対策シャンプーはあるのか?

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見た目が悪く、薄毛の原因にも繋がるフケ。不権威悩む人は実は多く、男女ともに全体の80%以上と言われています。

フケ自体は、頭皮の古くなった角質が剥がれ落ちる自然な生理現象ですが、目に見えて気になる程の過剰なフケは、頭皮環境が悪化している可能性が大。清潔を心掛けてシャンプーで念入りに洗ってしまったりすると、逆に症状を悪化させてしまうケースもあります。

原因ごとに対策が異なるフケ対策は、まずフケ種類と頭皮の状態を知って正しく行うことが大切です。

そもそもフケとは何なのか?

フケには2種類のタイプがあります。

乾性のフケ

乾燥タイプのフケは、頭皮の皮脂を落としすぎることによる乾燥が原因です。

頭皮が乾燥すると角質の結合が弱まり、パラパラと落ちてしまいます。

適度な皮脂を残すことで、カビや細菌からも守り頭皮環境を良好に保つことができます。

脂性のフケ

脂質タイプのフケは、頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで発症します。

ストレスやホルモンバランスの乱れが関係してくることもあります。

症状が進行すると、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)という病気になるので注意が必要です。

 

フケが発生するということは、頭皮トラブルが起こっている状態です。また、かゆみで頭をかき過ぎることで、傷つけてしまう恐れもあります。

これらは、薄毛に繋がる要因となりますので、早めの対処が必要です。

乾性フケの症状と原因、対策法について

フケがパラパラと肩に落ちていることはありませんか?色の濃い服を着ていると目立ちますよね。

乾性フケは皮脂の分泌量が少なく、乾燥してしまうことが原因です。

本来であれば、適度な皮脂で水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激から頭皮を守るバリア機能がありますが、それが弱まることで頭皮が荒れます。

洗浄力の強いシャンプーを使用すると、必要な皮脂まで取り除いてしまうので、洗浄力の弱いものを使用しましょう。刺激性の少ないアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

ワックスなどの整髪料を使用すると、汚れを落とすのに強い洗浄力やゴシゴシこすることが必要なので、ライフスタイルに合わせた必要最低限の使用にとどめることが理想的です。

頭皮のバリア機能が落ちている状況において、カラーリングやパーマは頭皮をいつも以上に強く刺激します。より深刻な頭皮環境悪化を招く恐れがあるので、避けるのが賢明です。

また、食生活が偏ることで必要な栄養素が頭皮に届けられず、乾燥の原因にもなります。バランスの良い食生活を心掛けましょう。

脂性フケの症状と原因、対策法について

脂性フケはパラパラと落ちることはあまりなく、手で頭を掻いた時などに、爪の間に白いかたまりがつくことが多いです。

これは頭皮の皮脂が必要以上に分泌されることで、主に皮脂を食べているマラセチア菌が増殖することが原因です。新陳代謝も通常よりもはやくなります。

皮脂がたくさん分泌されていると、しっかり丁寧にシャンプーで洗浄し、ごっそりと皮脂を落としてしまおうと思うかもしれませんが、実はそれが諸悪の根源なのです。

皮脂を完全に落としてしまうと乾燥します。それを補うため皮脂腺が発達し、さらに皮脂分泌が強まるからです。

ゴシゴシしてさっぱりしたい気持ちを抑え、洗いすぎないようにすることが大切です。

また、マラセチア菌に効果のある成分配合シャンプーの使用も効果的です。

成分表示では、ミコナゾール硝酸塩ジンクピリチオンピロクトンオラミンケトコナゾールなどと記載されています。

症状が重篤な場合は皮膚科の受診も必要

頭皮が赤くなり、皮膚が一部剥がれているような症状が見られたり、髪の毛を洗ってから24時間も経過しないうちに、髪の毛が束になりギトギトになったり、大きな白いフケの塊がある場合は、皮膚科の受診が必要になります。

皮膚科ではフケを顕微鏡で調べることが一般的なので、出かける前にシャンプーをして綺麗にしていく必要はありません。

シラミや白癬菌などの感染症にかかっていない場合は、ほとんどが脂漏性皮膚炎に該当します。

炎症や痒みを抑えるためにステロイド外用薬、原因の一つであるカビ(マラセチア菌)の繁殖を抑えるために抗真菌剤が処方されることが一般的です。

その他には下記のような症状もあります。

尋常性乾癬(いじょうせいかんせん)

赤くはれ上がった角質の一部が厚くなりポロポロと剥がれおちてくる症状。原因は解明されておらず、慢性化することが多いです。気長に処方された薬を使い続けることが大切です。

シラミ

後頭部から耳の後ろにかけてかゆみが強い場合に要注意です。髪の根元にある白いものが指でなかなか取れない場合はシラミが寄生している可能性が高いです。駆除をしてもらうことで、完治します。タオルや櫛の共用を控えることで予防もできます。

白癬(しらくも)

癜風菌(カビ)によってできる足の水虫を同じです。強いかゆみとフケに加え、頭皮の一部だけがはっきりとした境界線で脱毛している場合に疑われます。水虫同様、薬で治すことができます。

シャンプーでフケ対策ができるケース

頭皮がひどく炎症を起こしておらず、最近フケが増えてきたかな?という感じであれば、市販のシャンプーでフケ対策をすることもできます。

市販のシャンプーは「髪の毛の綺麗さ」もしくは「頭皮環境」のどちらかに重点を置いたものに大きく分かれます。髪の毛をツヤツヤに見せるものの中には、シリコン成分が入っていることが多く、頭皮の毛穴を埋めてしまい、育毛を阻害することがあります。

頭皮環境に重点を置いたもので、なおかつフケ対策の薬用シャンプーを選ぶといいです。

成分表示にジンクピリチオン二硫化セレンが含まれているものは、抗菌抗炎作用があり、痒みや炎症を抑える働きがあります。

フケ対策のまとめ

一言にフケといっても、色々な症状や度合いがあります。

今まで使っていたシャンプーを変えたところ、肌質に合わなく、頭皮環境が悪化したことが原因のこともあります。

フケが発生した時、何か生活スタイルの変化がなかったのか思い返してみることも大切ですね。

フケ用の薬用シャンプーを使っても、なかなか改善しない場合は、ひどくなる前に皮膚科を受診しましょう。

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