ミノキシジル注射の育毛効果とデメリットとは!?

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ハゲ治療に画期的な治療薬「ミノキシジル」。今までは「塗る」「飲む」が主流でしたが、今では「頭皮に注射する」という驚きの治療法もあります。ミノキシジル注射とは一体何なのか!?徹底的に調べてみました。

育毛剤のミノキシジルって何?

ミノキシジルというのは、本来は高血圧の人が血圧を下げるために服用していた血圧降下剤です。血圧の治療をしていた患者たちに、身体の毛が増えたり発毛したりする副作用が見られたことで、ミノキシジルという成分がAGA治療に用いられるようになりました。

つまり、この薬は育毛という副作用を持つ成分というわけですね。ミノキシジルの発毛剤には、内服薬(ミノタブ)の他に外用薬(ヌリミノ)や注射するタイプがあります。この中で日本の厚生労働省から認可を得ているのは、ヌリミノのリアップだけ。

塗るタイプに比べて服用したり注射したりするタイプは、身体の内側に摂取することになるので、治療前に充分な知識と理解をしておく必要があります。今回はその中でも、注射するタイプに焦点を当てます。

ミノキシジルを頭皮に直接注射する治療法

ミノキシジルの注射による治療法は、直接気になる部分の頭皮に注射することで行われます。この、直接注射!という点が、今までと違う点でもありますね。

注射による薄毛治療にはいくつかの方法があります。

育毛メソセラピー

ミノキシジルの他にビタミンやヒアルロン、コエンザイムQ10などの成長因子を頭皮に注射する方法。最近ではノーニードルメソセラピーなどの、針を使わずに無痛で受けられる治療法があるクリニックも増えてきていますよ。

ハーグ治療(HARG療法)

ハーグカクテルを頭部に注入するハーグ治療とは、ハーグパウダーと呼ばれる発毛成長因子とメソセラピーでも使われているビタミンなどの成長因子がブレンドされたものを注入する方法です。発毛成長因子が、眠ったままだった毛母細胞を蘇らせることで発毛効果が出ます。

ミノキシジル注射の効果

ミノキシジルを使った薄毛の治療法の中でも新しい、注射で直接注入する育毛治療。効果のほどはどうなのでしょうか。実は、この方法が1番効果的だと言われているんです。

外用薬 < 内服薬 < 注射するタイプ

こんな感じで、身体の外側から浸透するのを期待するよりも、内服薬で身体の内側から出る効果を期待するよりも即効性があります。注射器であれば、欲しいところに直接働きかけることができますよね。

また、注射針を用いずに注入が可能なノーニードルメソセラピーなどの治療法もあるので、痛みもなく治療を受けることができるようになっています。ただし、治療を中止すれば髪の状態は元に戻るので、長期に渡って付き合う事になるという事も知っておきましょう。

ミノキシジル注射のリスクとデメリット

ミノキシジルを注射!と聞くと、やっぱり怖いのが副作用ですよね。ミノタブの服用も、副作用が心配でなかなか手を出すことができなかった人も多いのでは?だからといって塗り薬は効果が出るまで時間がかかると言われています。

しかし、これはただのイメージに過ぎず、初期脱毛や体調不良などの副作用のリスクはこうなります。

外用薬 < 注射するタイプ < 内服薬

一番副作用が強そうなイメージなのに!でもよく考えてみてください。内服薬は身体全体に血圧降下剤の薬が効いてしまうのに対し、注射は局所的に作用します。デメリットとしては、治療費が高いという点ですね。

ミノキシジル注射はどこの病院で行っているのか

まず知っておかなければならないのは、ミノキシジルの外用薬は厚生労働省で認可されていても内服薬や注射による処方は認可されていないという事。そのため、治療を受けるには個人で輸入するか医師からの処方を受けるしかありません。

皮膚科などの病院でミノキシジルの注射を受けることは難しく、AGAクリニックや美容外科クリニックで取り扱っています。治療内容にもよって左右しますが、費用は1カ月当たり8万円前後してしまうと考えてよいでしょう。

ミノキシジル注射はやるべきか、やめるべきか

ミノキシジル注射の特徴をふまえて考えると、ミノキシジルを用いた治療法の中では1番オススメの発毛治療です。特にこんな人にオススメです。

  • 金銭的に余裕がある(月に10万近い治療費がかかっても良い)
  • 効率的に治療したい
  • 手間をかけたくない
  • 副作用が少ない方法で治療を続けたい

逆にこんな人にはオススメできません。

  • 治療費はなるべく抑えたい
  • 初めて薄毛治療をする人
  • 薄毛の原因がAGAではない人

ミノキシジル注射以外にもこんな治療法も

育毛剤を頭皮に塗る治療法

毛乳頭に直接、外用薬を塗ることで育毛を促進する治療法です。

メリット…日本で認可されているリアップなど、安心して使える。
デメリット…効果が出るまでがゆっくりなので、辛抱強く治療する必要がある。

育毛剤を服用する治療法

他の病気の治療に使われていた薬の副作用を利用した飲み薬の育毛薬です。

メリット…効果が実感しやすい。
デメリット…副作用が出る場合が多く、循環器系の健康被害が出やすい。

自毛植毛

自分の後頭部などの目立たない皮膚から毛根ごとくりぬき、それをハゲている箇所に移植する方法です。

メリット…拒絶反応はなく、移植後は治療を続けなくても治療効果を持続できる。
デメリット…高額な治療費用が必要な上、何度か手術を繰り返し、幹部に激しい痛みを伴う事もある。

まとめ

ミノキシジル注射という薄毛治療には保険が適用されない為、治療費は高額になってしまいますが、ミノタブを服薬するよりも安心して治療が続けられると言えます。ただし、生活が圧迫されてしまうようであれば、治療を続けるのは難しいですね。

ずっと続けなければいけないものですから、年間費用などもしっかり調べておきましょう。

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