ミノキシジルの副作用で心臓がヤバイ!?

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AGA治療で大きな効果が期待できるミノキシジルですが、副作用のリスクも同時に理解しておく必要があります。

特に、心臓や血圧への影響が高いため、持病を抱えている人は注意が必要です。

ここでは、副作用が起きた時の具体的な対処法や、ミノキシジル以外の育毛法について解説していきます。

ミノキシジルの副作用とは

薄毛の治療に大変効果的だと言われているミノキシジルですが、服用するタイプの薬ミノタブと塗るタイプの育毛剤(リアップなど)があります。

それぞれで副作用の種類や程度が異なりますが、どちらを使うにしても副作用が起こる可能性を考えておく必要があります。

ミノタブの副作用

  • 血圧が下がる
  • 心拍数が上がる
  • むくむ
  • 吐き気、嘔吐の症状
  • 髪の毛だけでなく体毛や産毛が増える
  • アレルギー症状や皮膚のかゆみまたは発疹

本来は、高血圧の治療薬として使われてきたミノキシジルタブレット、ミノタブ。血管を広げることで血流が良くなり、毛母細胞が活性化して発毛を促す効果があります。

塗るタイプのミノキシジルの副作用

  • 頭皮の湿疹、かゆみ、かぶれ、ふけなどの皮膚の異常
  • 頭痛、めまい
  • 胸の痛み、心拍数の増加
  • 手足のむくみ、原因不明の体重増加

日本では広く知られている大塚製薬の「リアップ」にミノキシジルが成分として使われていますね。内服薬に比べると格段に副作用を起こす確率が低く、日本製なので安心して使えて手に入れやすい治療薬です。

心臓に負担が掛かり、動悸が起きることも

ミノタブはもともと血圧降下剤として使われていた薬。動悸が起きるなどの副作用から、心臓にかなりの負担がかかることが分かりますね。ミノキシジルは動脈の血管拡張作用があることから、心臓に戻っていく血液の量が急激に増加してしまい心拍数が上昇するという症状がでます。

また、この副作用が原因で、狭心症や不整脈、動悸などを引き起こすことも考えられます。そして、最悪の場合は心臓肥大や心不全などの、死につながる深刻な状態になるリスクも伴うのです。

ミノキシジルとの因果関係はハッキリしていないものの、使用者の死亡事故も起こっています。

特に、塗るミノキシジルよりも内服薬のミノタブの方がリスクも高い

塗るタイプと服用するタイプのミノキシジルがあると、どちらを使って発毛治療を始めるのが良いか悩みます。どちらを使用するのか判断する時、塗るミノキシジルよりも内服薬のミノタブの方が効果は高いが、副作用のリスクや危険性も高いという事も判断材料にしてください。

塗る込むことで局所的に作用する塗り薬とは違い、内服薬は身体の内側から働きかけるものになります。また、内服薬は日本では認可されていないものになるので、個人輸入で自己責任の上での治療になってしまいます。

そのため、実際に手に入れたミノタブが偽物だったというケースもあり、リスクは副作用の面だけにはとどまらないのです。また、海外では犬を使った実験において心臓破裂という事例も報告されています。ミノタブを使用する場合は、このような輸入医薬品を専門家の指示もなしに服用するというリスクがあるという事を覚悟する必要があります。

こういう人はミノキシジルを止めておくべき

リアップの用法を見てみると、使用に適さない人としてこれらの事が記されています。

  • ミノキシジルで過去にアレルギー反応があった人
  • 女性
  • 20歳未満の未成年者
  • 壮年性脱毛症ではない脱毛症の人
  • 斑状の抜け毛や、急に脱毛症状が現れた人

このほかにも注意事項として、65歳以上の人は免疫力が低下することから、医師に相談の上使用するようにと書かれていますよ。

ミノキシジルを販売している通販サイトなどから、注意事項を見てみると服用できない人の基準が記されています。

  • 高齢の人
  • 不整脈、心臓や腎臓、肝臓に問題のある人
  • 高血圧や低血圧の人

血圧を下げたり血管を広げたりする作用があることから、降圧剤として使われていた薬です。心臓の弱い高齢者や心臓、または血圧に問題のある人に悪影響を及ぼす場合があるので注意が必要です。

もし、動悸や不整脈を感じた場合の対処法

個人差はあるものの、副作用が強く出てしまうこともあるミノタブ。もし、使用している途中で動悸や不整脈などの副作用が出てしまったら、服用する量を調節しましょう。ミノタブには、10mg、5mg、2.5mgの3種類がありますが、濃度が髙ければ高いほど副作用が強くなります。

ピルカッターという錠剤をカットできるアイテムもあるので、いつもよりも小さくカットするなどして1日に服用する容量を減らすと良いでしょう。量を減らすと副作用と効果が下がりますが、効果が無くなってしまうことはありません。

また、むくみが酷いという人は利尿剤などを併用する方法もあります。しかし、容量を減らしても副作用が一向に収まらない場合には、自己判断で薬を併用したりせずに医師に相談しましょう。または、使用を中止して副作用の弱い治療薬に切り替える必要があります。

まとめ

一時期はミノキシジルを成分としたリアップを使用することで、心臓に負担がかかり死亡事故が起きているなどの報道がされていたこともありました。しかし、当時は実にたくさんの人がリアップを使用していたので、日本の3大疾病に含まれる急性心筋梗塞が、塗り薬のミノキシジルと因果関係があるとは言い切れないものでした。

日本で認可されている塗り薬の方が、ミノタブに比べて安心して使用できます。

それでもミノタブを使用するという人は、心臓への影響やその他の副作用についても覚悟しておく必要がありますね。

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