朝シャンが抜け毛の原因になるのは事実か?

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朝シャンのメリットは寝癖を直せる、シャワーで目が覚める、サッパリ綺麗になった状態で出かけられる、等いくつもあります。また夜疲れ果ててそのまま寝てしまうなんて日もあるかと思います。

ここではそんな習慣を見直すための朝シャンのデメリットについて紹介します。

朝シャンのデメリット1:すすぎ残しが多くなる

夜寝る前にシャワーを浴びるという人もいれば、朝起きてから浴びる人もいます。興味深い調査結果があります。毛髪の専門家による観察調査によると朝シャンをする人は、夜にシャンプーをする人に比べてすすぎ残しが多いそうです。原因としては朝は時間が十分にない為すすぎ方が雑になってしまうからということです。

シャンプー剤の成分がきちんと洗い流されていないと、成分が頭皮に残ってしまいます。これらの成分が毛穴につまることで髪の毛の健全な成長が阻害されるだけでなく、頭皮の炎症の原因ともなります。頭皮環境が悪化することで順調に成長していた髪の毛が抜け落ちてしまうこともあり、大きな問題の引き金となってしまう可能性が出てきます。

朝シャンのデメリット2:育毛剤や育毛シャンプーのメリットが減る

育毛剤や育毛シャンプーを使用することで、有効成分が育毛の手助けをしてくれますが、実はそれに適した時間帯が存在します。

夜寝る前に育毛成分を浸透させることでより効果を実感できる可能性が高まります。朝の時間帯だと仕事や学校に出かけることで汗をかいたりしますよね。そこで有効成分が汗と一緒に流れ出てしまうことがあります。

次にもっと重要なポイントとしては成長ホルモン分泌があります。これは睡眠時に分泌されるもので、髪の毛の成長にも大きく影響しています。この時間帯にしっかりと育毛成分が浸透していることで、成長ホルモンとの相乗効果が期待できます。

せっかく育毛を期待して購入するのだから、その効果を最大限に引き出す使い方をしたいです。

朝シャンのデメリット3:汚れたままの頭皮は寝ている内に頭皮環境を悪化させる

日中活動をしているをしていると、大した運動はしていなくても自然と汗や脂が出ます。適度な脂質は頭皮のバランスを保つために必要ですが、それを放っておいてしまうと脂質が酸化して頭皮の炎症を引き起こす原因になります。また、汗も長時間放置しておくことで痒みや雑菌増殖の要因となり、頭皮環境を悪化させてしまう恐れがあります。

さらに、汚れたまま布団に入ると枕で雑菌が繁殖してしまいます。夜にシャンプーをした日でも枕から雑菌が移ってしまいます。枕の衛生を保つとともに一日の汚れは落としてからゆっくり休みましょう。

寝汗を流したい、寝癖を治したい、こんな時の朝シャンは湯シャンが◎

夜にシャワーをしても、朝起きると汗や臭いが気になるので朝もシャンプーをしている!という人もいるのではないでしょうか。しかし注意が必要です。

夜も朝もシャンプーをしてしまうと、頭皮の脂質を必要以上に取り除いてしまうことになります。

皮脂は適度な量であれば、頭皮の水分を閉じ込め潤いを保つ膜の役割をします。これで頭皮の乾燥を防いでいます。その他にも紫外線や外気から頭皮を守る役目があります。皮脂は大事なバリア機能。その皮脂を1日2回のシャンプーで洗い流すと、頭皮が乾燥や外の刺激に晒されダメージを受けてしまいます。

そんな時におすすめなのがシャンプー剤を使わずにお湯だけで洗い流す湯シャンです。これは時間短縮にもなるので忙しい朝にはピッタリですし、すすぎ残しの心配もありません。

お湯で流すだけで綺麗になるのか不安かもしれませんが、40℃近くのお湯で洗うとシャンプー剤と同程度の洗浄効果があるため、しっかり汗や汚れを洗い流すことができます。

しかし朝シャンの場合は皮脂を落としすぎてはいけないので温度は少し低めに設定することが大切です。(35~38℃程度)

ここからは湯シャンの方法を説明します。簡単なのでぜひ参考にしてみて下さい!

湯シャンの方法

まずは髪の毛を軽くとかします。これによって汚れが落ちやすくなりシャワー時間が短縮できます。

クシを使うのが面倒だったり、そもそも持っていない場合は手ぐしで問題ありません。髪の毛の絡まりをとかしながら、ほこりなどの大きなゴミを落とすように意識しましょう。

次にぬるま湯で髪の毛と頭皮を濡らします。温度が高すぎると必要な皮脂まで落としてしまうので注意が必要です。

お湯で洗い流しながら頭皮マッサージをするとより効果的です。血行が促進され余分な皮脂や汚れが落としやすくなります。ただし力を入れすぎてしまうと毛細血管を傷つけるなど逆効果ですので、両手の指先の腹部分で軽く揉みほぐすようにしましょう。

3分程度経ったら終わりで大丈夫です。夜にもシャンプーをしている場合、長時間洗い流すことで逆に頭皮環境が悪化してしまうことがあります。

乾かすときにはタオルで乱暴にゴシゴシとせずに、髪の毛をタオルで優しく挟みながらポンポンと軽くたたきながら、タオルに水分を吸収させます。

ドライヤーでの乾燥はドライヤーを離し、熱すぎない温度で根本をよく乾かします。頭皮を完全に乾燥させるとバリア機能が低下してしまうので、ドライヤー前に頭皮に使える保湿剤(良質なオイルなど)を使い先に保護します。

最後に冷風をあててあげることで開いていた毛穴が引き締められ、髪に艶が出ます。

朝シャンが抜け毛の原因になるのは事実か? まとめ

朝シャンをすることで眠気が覚め、寝汗も洗い流せるなどのメリットがある一方で、皮脂を洗い流し過ぎによる頭皮環境悪化というデメリットもあります。
過剰な洗髪は避けつつ、毎日の手入れで清潔に保っていくというのはとても大変ですが、薄毛が気になる時は頭皮もデリケート。いつも以上に気を使ったケアを続けてください。

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