育毛や発毛対策を調べていると、亜鉛やノコギリヤシと併せて必ず出てくる「L-リジン」。どうやらAGA治療薬と併せて摂ると育毛効果を発揮してくれるもののようです。このページではこのリジンについて説明します。
リジン(必須アミノ酸)の育毛効果
L-リジンは聞き慣れない方も多いかもしれませんが、人が生きる上で必ず必要な「 必須アミノ酸 」です。体内では生成することができないため食べ物やサプリメントなどから摂取する必要があります。
リジンは、髪の毛を作るために大切な働きをします。
髪の毛の99%はタンパク質で構成されていますが、これは体内に取り入れたタンパク質をそのまま使用しているわけではありません。ケラチンという物質に変換されて初めて髪の毛の素となります。このケラチンに変換する時に活躍するのがリジンです。リジンが不足していると、どれだけタンパク質を体内に取り込んでも髪の毛の材料になることはありませんので、タンパク質と一緒にリジンも摂取することが大切になります。
リジンの効果は髪の毛だけではなく全身に及びます。コラーゲンを生成する手助けもしますので綺麗な肌を保つこともできますし、カルシウムの吸収率を高めることによって骨を丈夫にし骨粗鬆を予防したり、脂肪燃焼を補助することでのダイエット効果があったり、他にもヘルペス改善効果、疲労感や貧血の改善の効果があるなど、様々な活躍をしてくれる物質です。
- タンパク質をケラチンに変換
- コラーゲンを生成
- カルシウムの吸収率を高める
- 脂肪燃焼を補助する
- ヘルペスを改善
- 疲労感や貧血の改善
AGA治療と併せて効果的!リジンの摂り方と過剰摂取の副作用
リジンは単体で摂取することでも効果がありますが、AGA治療薬であるミノキシジルやプロペシアと併せて摂取することで相乗効果が期待できるという研究結果も出ています。毛母細胞の働きを活性化させながら髪の毛の元となるケラチンを生成することで、より発毛実感が出やすくなるのです。
しかし早く効果を出そうとして過剰摂取をすることは禁物です。もともと食べ物に含まれている成分なので強い副作用の報告は今までありませんが、サプリメントの場合は腎臓で処理をする際に負担がかかります。肝機能低下によって疲労感やめまいなどの症状が出る場合もあります。
リジンの1日の目安摂取量は人それぞれ違います。一般的には体重1kgにつき30mgが必要とされています。例えば体重60kgの人の場合は1800mgが目安になります。
飲み合わせの注意点
良いこと尽くしのようなリジンですが注意点はあるのでしょうか。基本的にリジンは食品にも含まれている必須アミノ酸なので大きな副作用が起こる可能性は極めて低く、実際にそのような報告もされていません。
リジンにばかり頼り、過剰な摂取をしないよう心がけていれば飲み合わせなどの問題も出てくることはないので安心して摂取できます。
個人輸入でも人気!リジンサプリメント
リジンは食べ物からでも手軽に摂取することができます。
肉、魚類、卵、ナチュナルチーズ、落花生、あずき、きな粉に多く含まれており、ずば抜けて多いものは「 湯葉 」です。湯葉100g中にリジン3500mgと前述した食品の2~3倍含まれている優れものです。
しかし毎日これらの食品を継続的に食べ続けることは難しいかもしれません。そんな時にはサプリメントでの摂取もオススメです。リジンのサプリメントには含有成分がリジンだけのものと、ビタミンなどが含まれている複合的なものがあります。食生活に不安がある場合にはビタミンCなどを複合している商品を選んだほうが、よりリジンの吸収率が高まります。
またパウダータイプと錠剤タイプがあります。パウダーは吸収率が良いですが、水やジュースなど飲み物に溶かして飲む必要があり、少し手間がかかります。生活スタイルの合わせて選んでいくのが良さそうです。
リジンの体験談
リジンの効果を実感されている方たちの体験談を集めてみました。フィナステリドなどの医薬品育毛剤と併用している方が多いようです。
【現在、編集中】
AGA対策で人気の「リジン」ってなに? まとめ
「 リジン 」は評判が良いのはさることながら、普段の食事でも摂りやすく、サプリメントで補給しても副作用の心配がないという点でお薦めです。
ある程度薄毛が進行してしまっている場合には、劇的に改善とまではいかないので、あくまで日常的にできる対策として取り入れてみましょう。