現在、AGAの遺伝子検査はクリニックだけでなく郵送の検査キッドでも受けられます。
遺伝子は一生変わらないので一度だけ受ければ良い検査ですが、金額、信頼性、検査結果の今後の活用度を考慮すると、どこで受けるべきか?を考えて計画的に受けたほうが良さそうです。クリニックによっての違いも比較してみました。
遺伝子検査にかかる費用
遺伝子検査は決して安くはないです。興味はあっても一瞬、躊躇します。
保険が効かない実費料金のため、受けるところにより金額が異なります。クリニックより自宅でできる郵送タイプのキットが一番安く、12,960円から検査できます。
「 安い方が良いな 」と考えがちですが、クリニックで検査を受けた場合はその結果によって治療方針を判断することもあるため、今後の治療を視野にいれている場合はクリニックの方がスムーズかもしれません。
大体どれくらいの治療費がかかるのかを調べてみました。
クリニック名 | 初診料 | 遺伝子検査費用 | 合計(税込) |
メンズヘルスクリニック東京 | 5,400円 | 20,500円 | 25,920円 |
AGAルネッサンスクリニック | 無料 | 20,088円 | 20,088円 |
銀座総合美容クリニック(銀クリ) | 3,240円 | 19,440円 | 22,680円 |
ゴリラクリニック | 0円 | 30,000円 | 30,000円 |
遺伝子検査キット | 遺伝子検査費用 |
AGAドック | 12,960円 |
スカルプDヘアメディカル | 16,200円 |
遺伝子検査の注意点
AGA遺伝子検査の精度は100%ではなく、リスクが低いという結果が出たにもかかわらずAGAを発症してしまう場合もあります。
CAGやGGCリピート数とAGAとの相関関係自体を疑問視する声も上がっており、完全に確立された研究結果ではないので参考程度にとどめておく必要がありそうです。
またリスクが低いと出たからといって安心して食生活や生活習慣が乱れがちにならないように気をつけることも大切です。身体全体のバランスが崩れれば頭皮もまたその影響を受けてしまいます。
遺伝子検査を受けるメリット
AGAは早く治療を開始することで進行を防ぐことができます。しかし少し抜け毛が増えたからといってすぐにAGA治療専門クリニックへ足を運ぶ方はほとんどいないのではないでしょうか。
事前に遺伝子検査を受け、AGAリスクの大小だけでも知っておけば、今後頭皮に違和感を覚えた際にはすぐに病院へ行くなど、行動に移す原動力となり得ます。
また治療薬フィナステリド(プロペシア)による治療効果がある体質かどうか?も遺伝子検査で分かるため、様々な治療薬を試すような周り道をせずにフィナステリドで育毛効果を実感できることが分かります。
クリニックで受けるか?検査キッドにするか?
AGA専門クリニックで検査を受ける場合、AGA診断結果だけを伝えられるわけではなく、その結果を元にどのように治療を進行していくかという流れになることが多いです。
検査結果を専門の医師が説明をしてくれるというメリットがある一方で、その分、初診料や今後の治療費がかかってしまいます。
既にAGAの症状が出てきており治療を視野に入れている場合は最初から専門クリニックへ行くのが良さそうです。
検査キッドを使用した場合は費用を抑えることができるのが最大のメリットです。
わざわざ病院へ足を運ぶ必要もないので時間もかかりません。10分もあれば口内粘膜を採取して必要事項を記入して送付すれば完了です。
専門クリニックでの遺伝子検査はオプションとして設定されていることが多いです。
行きたいクリニックでの検査費用が高いと感じたら、検査キッドで事前に調べておき、その結果を持ってAGA専門クリニックへ行くという方法もおすすめです。
AGAの遺伝子検査の費用一覧と詳細 まとめ
AGAの遺伝子検査を受けるかどうかを悩む人は、何かしら不安要素があるためだと思います。親戚に薄毛の人が多かったり、抜け毛が増えてるように感じていたり。
しかし、そのまま漠然と不安を抱えているよりも一歩踏み出して検査をしてみることで、次の一歩が見えてくるかもしれません。
AGA発症のリスクがあったとしても症状が出た際にすぐに治療を行える準備をしておくことで心構えもありますし、何より早期治療によって進行を防ぐことができる可能性が格段に上ります。